エジンバラで駐禁

ホテルですすめられたグラスゴーの音楽パレードを観てから、エジンバラへ。
エジンバラ観光。すばらしい! しかし、村祭りの初日なのでめちゃくちゃこんでいる。

パーキング・エリアでチケットを買おうとしたら、上限一時間までとある。
仕方がないから一時間おきにもどって三回ほど買い足す。

四度目の代金をはらいにもどったとろこで、ワイパーに赤い封筒がはさんであるのに気が付いた。
それは駐禁票だった。
六十ポンド入れて投函しろとある。

なにかの間違いではないかと思い、チケット・マシーンのところに言ったら、一時間以上止める場合は携帯で電話しろという注意書きに気が付く。

そこへ赤い封筒を置きまくっている不審な妖精発見。

妖精を捕まえた我々は、「事情を説明せよ」と厳しく問いつめた。

妖精は「それがわたしの仕事なんです、なにか言いたいことがあれば事務所へ行って
ください」と、おろおろしながら、市の事務所(警察?)の場所を教えてくれた。

いきり立つわれわれ。剣を抜き、馬に乗って、敵陣へ乗り込む。
しかし、不機嫌そうな魔女が現れ、問答無用で羊皮紙をつきつけ「これに書け」とつっけんどん。
おお、ペンは剣よりも強し。そういうことなら、おまかせあれ。
さっそく、呪文をかきつける。

「今日はお日柄もよく、我々は物見高い日本の騎士であり、馬に罪はありません、云々」

しかし、魔女は、ろくすっぽ読まずに、「はい、けっこうです、ごくろうさま」
??
え?  罰金免除……?

謎につつまれたまま、帰ってくると、車のワイパーには、またしても駐禁の赤い封筒がはさまっていた。
……。

エジンバラでレストランに入り、フィッシュ・アンド・チップスを頼みテーブルを見ていたら、「ようこそ、エジンバラへ、日曜日には一万台のお車の駐車は、ただでーす」というちらしが置いてあった。

夕刻、アバディーンへ出発。
夜、シスルホテルに到着。