レンタカー恨み節

シスルホテルで朝飯。
ホテルのインフォの指導で前夜から路駐していたうちの車は、また駐禁の紙をはられてしまう。
ホテルに苦情を言ったら、罰金をはらうことをすすめられる……?
そんなことができるか、といきり立つ我々、駐禁の申しひらきのため、アバディーンの警察へ。

すると、世にもやさしい森の妖精の丁重な歓待を受ける。
またしても、罰金免除……?

どーでもいいけど、知らないで駐禁の紙(封筒になっている)の袋にお金を入れて送っちゃう観光客は多いんじゃないだろうか。市公認の、罰金産業と言われても仕方がないのではなかろうか。

黒い疑惑にとりつかれたわれわれに、森の妖精がやさしく言った。
「こんなことでスコットランドを嫌いにならないでね」

めげずに、ハントリーへ向かう。
が、車オーバーヒートのため、エンコ。エンジンから煙が出る。
道のまんなかで立往生していたら、すぐパトカーがお迎えに。
パトカーから現れた見目よき騎士がレッカー車を呼んでくれる。
騎士は「オーバーヒートじゃなくて、本当に壊れてますね」と言った。
レッカー車にひかれてアバディーン空港へ。
レンタカーやに行って車をかえてもらう。
これが「強い車」の正体なのか?
グラスゴーの空港のカウンターにいたイタチは、やっぱり妖魔だったにちがいない。

ここまでですでに午後二時をまわっていた。
が、めげずにハントリーへ向かう。
ハントリー到着、ジョージ・マクドナルド関係、及びハントリー城の調査。
ハントリーのホテルで夕食を食べた後、マクダフを経由して、アバティーンへもどる。
今度は快調だった。
公営駐車場に行ったら、夜はタダだという表示。
ここは妖精の国。
もう騙されるのはイヤなので、翌日分の駐車料金を買ってはりつけておく。