小谷真理解説本サーベイ4

竜の太鼓 (ハヤカワ文庫SF―バーンの竜騎士)

竜の太鼓 (ハヤカワ文庫SF―バーンの竜騎士)


竜の挑戦(上)―パーンの竜騎士〈8〉 (ハヤカワ文庫SF)

竜の挑戦(上)―パーンの竜騎士〈8〉 (ハヤカワ文庫SF)

竜の挑戦(下)―パーンの竜騎士〈8〉 (ハヤカワ文庫SF)

竜の挑戦(下)―パーンの竜騎士〈8〉 (ハヤカワ文庫SF)


アン・マキャフリイの代表的作品<バーンの竜騎士>シリース。その三冊の巻末解説。
遙かな未来、植民惑星へ降下した人々は、移民したものの、惑星世界の苛酷さと闘ううちしだいに中世風世界へと退行する。母星との関係が絶たれたまま、その歴史も忘れ去られーーかくして物語が開始される。七十年代に大流行した設定で、このシリーズはもっとも成功した例と言えよう。
植民地惑星で発見された竜に似た動物を品種改良し、そこに騎乗して、空からふりそそぐ糸胞状怪物を駆逐するーーその人類の活躍をダイナミックに描くSF 巨編。竜と騎士と吟遊詩人たちのおりなすドラマティックな物語はSFとファンタジーと双方の快楽を提供する。


SF界にそのひとあり、と謳われる才女アーシュラ・K・ルヴィンの第一長編の巻末解説。
当時物書きとしてデビューしたばかりの解説者が、デビューまでのル・グィンにスポットをあて、評伝風に書いている。


ドラゴンの翼―冥界の門(デス・ゲイト)〈上〉 (角川文庫)

ドラゴンの翼―冥界の門(デス・ゲイト)〈上〉 (角川文庫)

ドラゴンの翼―冥界の門(デス・ゲイト)〈中〉 (角川文庫)

ドラゴンの翼―冥界の門(デス・ゲイト)〈中〉 (角川文庫)

ドラゴンの翼―冥界の門 (下) (角川文庫)

ドラゴンの翼―冥界の門 (下) (角川文庫)


エルフの星〈下〉 (角川文庫―冥界の門)

エルフの星〈下〉 (角川文庫―冥界の門)

エルフの星〈上〉 (角川文庫―冥界の門)

エルフの星〈上〉 (角川文庫―冥界の門)

RPG界の覇者マーガレット・ワイズとトレイシー・ヒックマンのコンビによる、冥界の門シリーズは、例によってとんでもないほど大がかりな設定と、軽妙洒脱な会話を繰り広げるキャラクターという個性を遺憾なく発揮した作品。
その第一部と第二部の解説を付けている。